【日ハム】(監督成績付)水原に並ぶか?大沢以来の長期政権に向け栗山監督に続投要請!!
こんにちは。偽イクメンブロガーのnikupapa(@FightersNon)です。野球好きのイクメンパパ~nikupapa~に訪問頂き有難う御座います。
日ハムが栗山監督に来季に向けてシーズン終了後に続投要請を出す方針でいると流れました。栗山監督がこの続投要請を引き受ければ来期は7年目となり、大沢啓二以来、水原茂に並ぶ長期政権となります。
遡ると7年以上の長期政権で指揮をとった監督は過去に水原茂、大沢啓二の2人だけで現在6年目の指揮をとっている栗山監督は歴代で3番目に長い政権となっています。
栗山監督続投要請!!
前途の通り、日ハムの球団幹部は栗山監督に対して続投要請を出す方針であると言う事がニュースで流れました。しかし、正式にはまだ栗山監督へ続投要請をしているわけではなく、あくまで続投要請を出す方針と言う段階です。
このニュースの中では、栗山監督の続投要請に対して次のコメントを残しています。
「続投? 否定はしません。よく考えてやってくれている。今は最後まで何とか一丸となって戦ってほしい」引用:SANSPO.COM
栗山監督に続投要請を出す方針であることがどこから分かったのか分かりませんが、日ハムの球団幹部は、続投に対して否定はしないとしています。
対して栗山監督の反応はと言うと。
「そんな話は一切していない。ただ、責任を感じているだけ。ファンに申し訳ない」引用:デイリースポーツ
下話程度の事はあったかもしれませんが、球団がシーズン終了後に正式に監督の続投要請を出す方針としている以上、栗山監督はこのようなコメントを残すしかないと思います。栗山監督は「そんな事より、今シーズンの戦いぶりについてファンの皆さんごめんなさい」(個人的解釈)と「責任を感じているだけ。ファンに申し訳ない」と続けました。
もう一つ栗山監督続投要請のニュースがあり、こちらでは日ハムの球団幹部が栗山監督に謝罪をしています。
「(栗山監督に対し)こちらがごめんなさいという感じ」引用:日刊スポーツ
日ハム球団幹部が栗山監督に対して十分な戦力を整えてあげれなかった事についてのコメントです。栗山政権以降最も成績が悪いシーズンを送っているにも関わらず、それを監督だけのせいにせず球団としても反省している事が伺えるコメントだと思います。
そんな栗山監督ですが球団、選手からどのような評価を受けているのでしょうか。
栗山監督の評価
栗山監督の監督としての最大の特徴はやはり人心掌握術ではないでしょうか。チームの中心人物であり、まだまだやんちゃなイメージが付いて回中田翔選手は、栗山監督に対し過去にこんな事を話していました。
他人にペコペコしたり、ゴマをすったりするのが大嫌い。監督とは用がある時しか話さないけど、純粋に監督が好きやね。あそこまでチーム、選手一人一人のことを考えている人はいない。1年目から監督を男にしたい、一番の監督にしたいとガチで思った。正直、監督と出会うまで、そんな気持ちを持ったことはなかった。だって、プロ野球って自分が結果を出してナンボの世界でしょ?引用:スポーツ報知
それまでチームメイトとは仲良さそうにしていた中田翔選手ですが、首脳陣とはどこか距離を取っているように感じていました。中田翔選手がここまでの気持ちになるのは、栗山監督は私たちファンが思う以上に選手と対話を重ね、選手に対し一方的に伝えるのではなく、選手に本音が言いやすい環境を作る事でお互いが納得する方法を話し合い選手に対して気持ちよくプレーしてもらえる事を第一に考えている監督だからこそなんだと思いました。
また、球団幹部からも過去の実績や球団の方針である若手育成でのチーム底上げ部分など大き評価しており続投要請はほぼ決まりだと思います。
7季以上の長期政権は大沢啓二依頼
いままでの話通り、シーズン終了後に球団から栗山監督へ来季の続投要請が正式に発表され、これを栗山監督が受諾した場合、8季に渡る球団最長の政権で指揮をとった大沢啓二(76-83)以来の長期政権となります。
日ハムの監督を務めたのはこれまでに22人おり、栗山監督が23人目。その中で7季以上の政権をとったのは、水原茂(7季)、大沢啓二(8季)の2人だけ。東映フライヤーズ時代から日本ハムファイターズ(東京)時代までの間でリーグ優勝を果たした監督はこの2人のみで、水沢茂も大沢啓二も現役はおろか監督時代も含め全くリアルタイムで見ていなかったので少しだけ情報収集しましたが、栗山監督とは正反対の武闘派監督だったようです。(熱血と言う意味では共通点がありますね)
長期に渡り監督として指揮をとっているこの3人ですが、監督としての成績はどのようになっているのでしょうか。自己満の為に調べてみました。
水原政権時代(1961~67)
水原茂は、それまで1度しか5割以上を記録した事がなかった日ハムを率いて就任1年目でリーグ2位までチームを押し上げ常勝軍団へと変貌させました。
年度 | 順位 |
---|---|
1961 | 2 |
1962 | 1 |
1963 | 3 |
1964 | 3 |
1965 | 2 |
1966 | 3 |
1967 | 3 |
年度 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 率 |
---|---|---|---|---|---|
61 | 140 | 83 | 52 | 5 | .615 |
62 | 133 | 78 | 52 | 3 | .600 |
63 | 150 | 76 | 71 | 3 | .517 |
64 | 150 | 78 | 68 | 4 | .534 |
65 | 140 | 76 | 61 | 3 | .555 |
66 | 136 | 70 | 60 | 6 | .538 |
67 | 134 | 65 | 65 | 4 | .500 |
7 年 | 983 | 526 | 429 | 28 | .551 |
リーグ優勝回数:1回(1962)
日本一:1回(1962)
Aクラス:7回(1961~1967)
大沢政権時代(1976~1983)
大沢啓二は、水原政権以降Aクラス入り出来なくなったチームを2年で立て直し3年目に3位、6年目に悲願のリーグ優勝を達成。
年度 | 順位 |
---|---|
1976 | 5 |
1977 | 5 |
1978 | 3 |
1979 | 3 |
1980 | 3 |
1981 | 1 |
1982 | 2 |
1983 | 3 |
年度 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 |
---|---|---|---|---|---|
76 | 130 | 52 | 67 | 11 | .437 |
77 | 130 | 58 | 61 | 11 | .487 |
78 | 130 | 55 | 63 | 12 | .466 |
79 | 130 | 63 | 60 | 7 | .512 |
80 | 130 | 66 | 53 | 11 | .555 |
81 | 130 | 68 | 54 | 8 | .557 |
82 | 130 | 67 | 52 | 11 | .563 |
83 | 130 | 64 | 59 | 7 | .520 |
8 年 | 1040 | 493 | 469 | 78 | .512 |
リーグ優勝回数:1回(1981)
日本一:0回
Aクラス:6回(1978~1983)
栗山政権時代(2012~)
栗山監督は、エース投手ダルビッシュが抜け投手力ダウンとなった2012年から指揮をとりBクラスの下馬評を覆し見事に就任1年目でリーグ優勝。(2年目は最下位なった事で、就任2年間で優勝と最下位を経験する初めての監督になる珍記録で歴史に名を刻みました。)
年度 | 順位 |
---|---|
2012 | 1 |
2013 | 6 |
2014 | 3 |
2015 | 2 |
2016 | 1 |
2017 | 5 |
年度 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 |
---|---|---|---|---|---|
12 | 144 | 74 | 59 | 11 | .556 |
13 | 144 | 64 | 78 | 2 | .451 |
14 | 144 | 73 | 68 | 3 | .518 |
15 | 143 | 79 | 62 | 2 | .560 |
16 | 143 | 87 | 53 | 3 | .621 |
17 | 85 | 32 | 53 | 0 | .376 |
6 年 | 803 | 409 | 373 | 21 | .523 |
リーグ優勝回数:1回(2012、2016)
日本一:1回(2016)
Aクラス:4回(2012、2014~2016)
※2017年は7月22日現在
常勝軍団=長期政権?
日ハムはこれまでに日本一3回、リーグ優勝7回達成していますが、この3人の監督だけで日本一2回、リーグ優勝4回と半数以上を占めています。また水原茂は指揮をとった全ての年でAクラス、大沢啓二は8年中6回、栗山監督も5年中4回(今年は厳しいかな?)と長く監督を任されるだけあって常勝軍団を築き上げているのがわかると思います。
それぞれ前任者からバトンを受け取った時の状況は違うけれど、それを見事に乗り切り優勝出来るチームに育て上げた監督です。その時の球団方針に沿う人物像である事ももちろんですが、常勝軍団を築き上げフロント、選手、ファンから信頼を得ている人物だからこそ同一チームで長く監督を任せられているのではないでしょうか。
栗山監督は続投要請を受けるか?
過去の名将たちを紹介しましたが、次は栗山監督は続投要請を受けるのかどうか予想(ほぼ妄想)したいと思います。
結論から言うと全く読めない。どっちの線もありすぎて本当にわかりません。こんなことは人生で745回目です。(テキトー)
冗談はこの程度にして本題に戻ると、あくまで私が思う栗山監督像ですが「筋を通しきる人」だと思っています。
なので、監督として多くの故障者を出してしまった事、球団からもらった戦力で満足に戦い切れなかった事を理由にすべての責任を現場指揮者である監督が一手に引き受け退任!何て事が簡単に妄想出来てしまいました。
しかし、もう一方でチームが中途半端な状態で後任に任せるわけにはいかない。不甲斐ない戦いをさせてしまった選手達、その姿をみせてしまったファンに対して何の責任も取っていない。なども予想できます。
今回の栗山監督が続投要請を引き受けるか否か。どちらになったとしても不思議ではないと思います。
私個人的には、今季厳しい戦いが続いている日ハムですが是非もう一度栗山監督が男になる姿を見たいと思っています。