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【日ハム】これが事実!栗山監督の斎藤佑樹起用は本当に特別扱いなのか?

こんにちは。偽イクメンブロガーのnikupapa(@FightersNon)です。野球好きのイクメンパパ~nikupapa~に訪問頂き有難う御座います。

 

栗山監督の斎藤佑樹選手への起用法について日ハムファンならず「特別扱い」と見ている人が多くいる事を某スポーツニュースサイトで知りました。とか言う私も、どちらかと言うと「特別扱い」と思っている人です。ちょっと他の選手に比べてチャンスを与えている回数、昇格へのハードルについて疑問を持っています。

と言う事で今回は「果たして栗山監督の斎藤佑樹選手起用は本当に特別扱いなのか?」2軍選手の成績や1軍起用のタイミング、回数を調べてみました。

 

 

栗山監督の斎藤佑樹起用は特別扱いなのか?

今季の日ハム先発枠でほぼ確定している選手は、有原航平選手(13試合)、メンドーサ選手(15試合)、高梨裕俊選手(12試合)、加藤貴之選手(13試合)の4選手。

第5先発枠を争って、浦野博司選手(7試合)、村田透選手(6試合)、斎藤佑樹選手(5試合)、上沢直之(5試合)選手が登録枠の関係上、登板後に入れ替えが行われ交代で先発をしています。()内の数値は先発登板回数。

今回はこの第5先発を争っている4選手の2軍成績や1軍起用のタイミング、回数で斎藤佑樹選手が特別扱いされているかを比較します。

まずは前半戦までの起用回数で比較してみたいと思います。

起用回数は特別扱い?

 

  先発 昇格
斎 藤 5 3
浦 野 7 4
村 田 6 4
上 沢 5 4

 

4選手の1軍先発登板試合数を比較してみると、浦野博司選手の7試合が最多で、続いて村田透選手の6試合、斎藤佑樹選手は上沢直之選手と同数の5試合となっています。

また、2軍から1軍へ昇格した回数に至っては、斎藤佑樹選手が4選手中最小の3回となっています。

この比較では、第5先発を争う浦野博司選手、村田透選手、上沢直之選手と先発登板試合数、昇格回数ともにほぼ同じ回数であり、私や他のサイトで見かけるコメントのような斎藤佑樹選手の特別扱いはありませんでした。

それでは、何故他の選手と同じように1軍でチャンスをもらっている斎藤佑樹選手が特別扱いされていると言われるのか?

私自身はそう感じていなかったのですが、他のサイトのコメントで斎藤佑樹選手は「2軍戦でそれなりに試合を作っている」という意見もあったので今度は1軍昇格前の2軍成績を比較し、2軍で結果を出した上で昇格、起用されているのか他の選手と比較してみたいと思います。

 

斎藤佑樹は試合を作れているのか?

まずは各選手の成績表からご覧ください。

 

斎藤佑樹

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1度目の1軍昇格(斎藤)

斎藤佑樹選手が今季初めて1軍に昇格したのが4月6日。その前の2軍戦では、5回3失点、5回2失点と2試合で防御率4.50と期待通りの成績を残していた感じはありませんでしたが、日ハムは先発ローテーションが埋まっていなかった事あり、開幕直後のこの時期は栗山監督を始めとした首脳陣が多くの選手を試したいと言う意味合いが強かったかと思います。

2度目の1軍昇格(斎藤)

前回の1軍登板から約2ヶ月間2軍での生活が続き、先発として5試合、中継ぎとして2試合の計7試合に登板しました。総合的にみると7試合で29イニング投げ、防御率4.66と昇格を果たすには少々甘いハードルに見えますが、昇格前の直近2試合では共に5回無失点と結果を残しており、その点で栗山監督等の評価を得ての昇格となったのだと思います。その調子のまま再昇格後すぐのマウンドでは5回1失点と一定の成績を残しますがその後は3回5失点、5回4失点と試合を作れずに2軍へ降格。

3度目の1軍昇格(斎藤)

斎藤佑樹選手3度目の昇格となった直近の2軍成績は、2試合8イニングを投げ難と防御率7.56と言う誰がどう見たって昇格に値しない成績。ですが、これは6月24日の試合で大炎上した影響で在り7月1日の試合では、当初先発予定であったと思いますが大谷翔平選手の調整登板もあり、急きょ2回からの登板で5回無失点と前回登板の不安を払拭してくれました。しかし1軍では4回8失点と結果を残すことが出来ずに前半戦が終了しました。

 

浦野博司

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1度目の1軍昇格(浦野)

浦野博司選手は昨年まで再起不能に近い怪我のリハビリを行い、今季は開幕から2軍で先発のマウンドに上がっています。2015年以来609日振りとなる1軍マウンドへ上がるまで2軍で6試合(33イニング)に先発し安打や四球でランナーを出しながらも防御率0.82と結果を残し、6試合中3試合でクオリティースタートを記録しています。栗山監督も早くこの浦野選手を1軍で見たかったと思いますが、実戦登板から1年以上離れていたこともありしっかり2軍で肩を作った上での5月昇格だったのだと思います。(もちろん結果が出ている事が前提ですが)

2度目の2軍昇格(浦野)

最初の昇格で1軍での勝利を上げて以降、怒涛の3連勝を飾り第5の先発として1歩抜きんでた存在でありましたが、5月26日の試合で3回4失点という成績に終わった事もあり、故障後の疲労等を考慮し2軍調整の為降格をするも、2軍での登板なしで1軍へ再昇格。

3度目の2軍昇格(浦野)

3度目以降の昇格は、5人目の先発枠を争う選手と1軍2軍を入れ替わりながら栗山監督等が調子をみて昇格の判断をしてるのかと思います。3度目の昇格前の2軍成績は、5回無失点に加え、被安打1、無四球と非常に安定した投球を披露してくれましたが、1軍では、5回途中4失点(自責2)と試合を作れずに降板。

4度目の2軍昇格(浦野)

4度目の昇格前の成績は、前回の2軍登板より更に力強さが増し、5回無失点、被安打1、無四球、4奪三振と次回の1軍登板に期待が持てる内容でした。

しかし、1軍では3回途中5失点と前回の1軍登板より悪い内容で前半戦を終えました。

村田透

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1度目の1軍昇格(村田)

他の選手と違って村田透選手は今季期待の新戦力と言う事、巨人を首になった男がメジャーを経由して日本球界に戻って来た事などで開幕前から大きな注目を浴びていました。そしてこの4選手の中で唯一開幕1軍登録され、1軍開幕前の2軍戦では中継ぎ登板で2回を投げ無失点、4奪三振。1軍開幕後は中継ぎで2試合を投げ無失点とここまでの活躍に栗山監督も非常に心踊らされたのではないでしょうか。

2度目の1軍昇格(村田)

村田透選手が2度目の1軍昇格を果たす前の2軍成績は、5回2失点とまずます。失点も本塁打によるものでそこそこ試合を作れたのではないかと思います。しかし1軍昇格を果たした日本球界2度目の先発マウンドでは4回4失点を試合を作れず。3度目の先発マウンドでようやく6回途中1失点と勝ち星こそ付かないものの一定の結果を残すことが出来ました。

3度目の1軍昇格(村田)

2度目の1軍昇格から約1ヶ月の間、村田透選手は2軍で3試合を投げ5回2失点(自責1)、5回7失点(自責7)、2回無失点と試合ごとに好不調の波が激しい印象がありますが新戦力であること、先発投手の駒が足りてない事、昇格前に2イニングという少ないイニングながら結果を残したことで3度目の昇格を果たします。

迎えた6月11日の試合では古巣巨人相手に6本の安打を浴びながらも5回を1失点と粘りの投球でプロ入り初の勝利となった涙のヒーローインタビューは話題を呼びました。

4度目の1軍昇格(村田)

前回のプロ初勝利で勢いに乗るかと思われた村田透選手ですが、昇格前の2軍戦で6回途中4失点、被安打5本、3四球と大乱調で結果を残すことが出来ませんでしたが、2軍での登板なく1軍に昇格され2軍での成績そのままの結果で前半戦終了。

上沢直之

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1度目の1軍昇格(上沢)

上沢直之選手は3年目の2014年に8勝を上げた事で栗山監督等から非常に高い期待が寄せられていましたが手術を受けた影響で2016年は1軍登板なし。

2017年も先発の一角として期待されるも開幕は2軍スタート。公式戦初先発は2軍戦ながら6回無失点と期待に応える成績で4月7日に1軍昇格を果たします。

2度目の1軍昇格(上沢)

2度目の1軍昇格前の2軍戦では、中継ぎとして1試合2イニングを投げただけですが、無失点に加え打者7人から3つの三振を奪うなど結果を残した上で再昇格。しかし、2度目の1軍先発となったマウンドでは、4回途中までに6安打、6四球、6失点と散々な内容で2軍降格。

3度目の1軍昇格(上沢)

前回の1軍登板から約2ヶ月ほどの2軍暮らしで先発5試合、中継ぎ1試合を投げこの期間の防御率を3.31としまずまずの成績となっています。昇格前直近の2試合では、7回3失点、7回1失点とクオリティースタート、ハイクオリティースタートを記録ししっかりと結果を残しています。しかし1軍では、6回途中3失点と粘り切れずクオリティスタート1歩手前で交代。

4度目の1軍昇格(上沢)

登板間隔が空きながら、2軍降格後1試合に登板し5回1失点とまずまずゲームを作れたと言える成績で4度目の1軍昇格を果たします。

4度目の昇格となった7月2日の試合で6回1失点で怪我からの復帰後初勝利をあげ、続く7月9日の試合では7回無失点で2勝目をあげ、2連勝で前半戦終了。

 

凄くだらだらと書いた挙句非常に分かりにくく見辛いので、各選手の1軍昇格前の1試合の成績だけ抽出しました。

 

これが真実!斎藤佑樹起用は特別扱いか?

各選手の1軍昇格前での2軍登板成績は以下の表になります。私の中では斎藤佑樹選手が栗山監督に特別扱いされていたのか真実が分かる資料になるかと思います。(2017シーズンに限る)

 

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この表をみると、斎藤佑樹選手が今シーズンに限っては栗山監督から特別扱いを受けていない事が分かるかと思います。

 

1軍昇格前の2軍成績

斎藤佑樹:5回2失点、5回無失点、5回無失点

浦野博司:6回1失点、5回無失点、5回無失点

村田透:回無失点、5回2失点、2回無失点、5回9失点

上沢直之:6回無失点、2回無失点、7回1失点、5回1失点

 

村田透選手の5回9失点以外は、どの選手も5回を2失点以内に抑え試合を作れる投球をした後に昇格されています。斎藤佑樹選手も例外ではなく炎上する試合が多く、その度にメディアで取り上げられますが、しっかりと結果を残しての昇格である事は間違いないと思います。

チャンスの回数にしても、5人目の先発を争っている中ではほぼ平等であり、そこまで栗山監督が特別扱いしているようにも感じません。

しかし、今回取り上げた選手以外に目を向けると2軍で結果を残しつつもなかなかチャンスが回って来ていない現状もあります。

 

【日ハム】ギャグじゃなくまじめな話!新垣勇人は1軍昇格出来ない成績なのか? - 野球好きのイクメンパパ~nikupapa~

 

これは、結果だけでなくその時1軍に必要な選手、適材適所で昇格が決まっていくと思うので数字だけでは分からない事です。

特に今季は大谷翔平選手の故障、有原航平選手の不調などで先発の駒が明らかに足りない事でこれまでに先発として一定の成績を収めたことがある選手プラス新戦力で調子を見ながら競わせ先発投手不足の穴を埋めていると言う事が分かりました。

 

栗山監督には、これまで選手の起用法など色々と文句を言ってしまった事にこの場を借りてお詫びしたいと思います。(もし見ていたら新垣勇人選手が1軍で投げない理由だけでも教えてくれないですか?←しつこい!)

 

日ハムは登録枠に余裕を持たせながらシーズンを戦い抜くスタイルなので、栗山監督のやりくりも相当大変だと思います。

これからもプロ野球と言うエンターテイメントを盛り上げる采配期待しています!