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【日ハム】途中入団の助っ人外国人は戦力にならない?ヤディル・ドレイクと契約で謎の外野手補強!

こんにちは。偽イクメンブロガーのnikupapa(@FightersNon)です。野球好きのイクメンパパ~nikupapa~に訪問頂き有難う御座います。

 

開幕からの故障者続出で中々戦力が揃わない日ハムがついに助っ人外国人に泣きつき補強に走りました。

今回は、その助っ人外国人の補強について少々突っ込みどころがあったので助っ人外国人の紹介と共に書いていきたいと思います。

 

 

新助っ人外国人ヤディル・ドレイクとは!?

皆さんは新助っ人外国人が入団すると言う情報を聞いたとき、その選手を調べるのに何で調べてますか?ウィキ信者の私は、今回も日ハムの新助っ人外国人ヤディル・ドレイク選手についてWikipediaで情報を集めさせて頂きました。

 

名前:ヤディル・ドレイク・ドミンゲス

国籍/出身:メキシコ/キューバ

生年月日:1990年4月12日(27歳)

身長/体重:183cm/91kg

ポジション:外野手(右投げ右打ち)

プロ入り:2014年

 

基本情報としてはざっとこんな感じです。まずは名前について、外国人特有のミドルネームに位置しているのがヤディル・ドレイク・ドミンゲスのドレイクの部分。ニュースなどで報じられている情報からするとヤディル・ドレイクが登録名になりそうです。

 

ヤディル・ドレイクこれまでの経歴

このキューバ出身のヤディル・ドレイク選手は、2011年にメキシコに亡命をし、メキシコ国籍を取得。その後2014年にMLBロサンゼルス・ドジャースマイナー契約を結び、プロ入りするもどういう訳かこの年はプレーしていないようです。(恐らく来季以降の契約だったのででしょう)

翌2015年は、4月6日にシングルAのグレートレイクス・ルーンズに配属され同月20日にシングルA+ランチョクカモンガ・クエークスへ昇格。その後同月30日にルーキー+オグデン・ラプターズに配属され、5月1日には、ダブルAのタルサ・ドリラーズに昇格。同月26日に、マイナーリーグ最高峰のトリプルAであるオクラホマシティドジャースに昇格を果たすも試合出場なく5月27日にドリラーズに降格。

 

2015年は、上記チームの3チームで120試合に出場し打率.281、3本塁打、38打点、1盗塁の成績を残しています。

 

MLBの参加であるマイナーリーグのチーム名等ほとんど聞いた事がなかったので、書いているときに本当にヤディル・ドレイク選手が本当に野球選手なのか怪しくなってきましたが、120試合で.281、3本塁打の成績を見るとちゃんとした野球選手みたいなので一先ずホッとしました。

 

ちなみにNBAの超スーパースターマイケル・ジョーダン氏がダブルAで残した成績(127試合/打率.202/5本塁打/51打点)18歳以来10年以上ぶりの野球で1年間必死に練習をした成績。

 

2016年は、ダブルAのドリラーズで開幕を迎えるも5月27日に解雇され、その後何をしていたか不明ですが、今季2017年はメキシカンリーグ71試合、打率.385、14本塁打、61打点の成績を残しているそうです。

 

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 出典:北海道日本ハムファイターズ

ヤディル・ドレイク獲得の経緯

日ハムがヤディル・ドレイク選手の獲得に乗り出した経緯として以下の様に報じられています。

 

「今季、メキシカンリーグでの好成績に注目していました。キューバ、アメリカ、メキシコでプレーし、2015年のプレミア12でも来日するなど国際経験が豊かで、日本の野球にもうまく順応してくれるでしょう。パワーだけでなく、コースに逆らわず打てるしなやかな打撃と、そつのない外野守備が印象的です。故障者の多い現状にあって、後半戦の巻き返しに必要な起爆剤として、活躍を大いに期待しています」引用:東スポ

 

これは日ハムの監督である栗山監督がコメントしてくれた内容です。もともとメキシカンリーグでの成績を見て注目をしていたようです。実際は2015年のプレミア12で直接ヤディル・ドレイク選手の動きを見た時から少し気になっていた選手で水面下で獲得の調査をしていた可能性が堅そうですが。

ヤディル・ドレイク選手はキューバ出身だという事ですが、一応メキシコ国籍なので、レアード選手やメンドーサ選手がいる日ハムでチームに溶け込むのは早いかもしれませんね。

本人からもコメントが出ているようなので載せておきます。

 

北海道日本ハムファイターズの一員となり、大変光栄です。以前、ファイターズに所属していたミチェル・アブレイユ、ホアン・ミランダ両氏から、球団の素晴らしさ、そして北海道の人々の温かさをたくさん聞かせてもらいました。新たなチームメイトと共に、熱狂的なファイターズファンの皆様の前でプレーすることを、今から待ち遠しく思います。日本一連覇を目指し、諦めず戦い続けるファイターズに少しでも貢献出来るよう、常に全力でプレーすることをお約束いたします」

 

アブレイユミランダと懐かしい面々の後押しもあっての入団となったようですね。この2人とも短命でしたけどね。

他にも色々とヤディル・ドレイク選手の情報があるみたいです。baseball-sokuho.com

なんか最速156キロも出す外野手らしいです。まさかとわ思いますが、二刀流大谷翔平選手の後釜候補として獲得した訳ではないですよね?

 

7/1追記

本当に二刀流とかありえそうで恐怖です。

今季、メキシカンリーグで打率・385を記録した右の外野手で、14年までは投手としてもプレーし、最速は97マイル(約156キロ)。外野手で起用される予定だが「チームのためであれば」と、二刀流に意欲を見せた。引用:スポニチ

 

今回のエントリーで「謎の」と言う言葉を使っていますが、ヤディル・ドレイク選手の事が謎という事だけではありません。

 

謎の外野手補強

謎と使った理由は、もちろん日ハムの戦略が見えなかったから。

恐らく多くの日ハムファンは、「いやいやいや!今補強するなら内野手でしょうが!」と突っ込みを入れていると思います。

それもそのはず、開幕時こそ外野手に怪我人が続出したため、深刻な外野手不足に陥りましたが、今は生え抜き6年目の松本剛選手や巨人から移籍してきた大田泰示選手の活躍があり、むしろ日ハムの外野手争いは戦国時代と化しています。

 

【日ハム】日ハムの外野手事情。途絶えた外野手の系譜。鉄壁の外野手布陣は復活するのか? - 野球好きのイクメンパパ~nikupapa~

 

松本剛選手、大田泰示選手の他にも不動の中堅手となった西川遥輝選手を筆頭に今季の活躍が計算に入っていた岡大海選手、若手注目株の淺間大基選手など世代別にみても今後数年は計算できるほどの人材を抱えている日ハム外野手陣になぜ今テコ入れしようとしたのか日ハムの戦略が謎過ぎるのです。

 

【日ハム】岡大海の復調で起こる日ハムの熾烈な外野手レギュラー争い。 - 野球好きのイクメンパパ~nikupapa~

 

外野手補強の謎をひも解いてみた

ヤディル・ドレイク選手の獲得に至った栗山監督のコメントを振り返ってみると、気になるワードとして「そつのない外野守備が印象的」とコメントしています。そして更に「後半戦の起爆剤」とも言っています。

この栗山監督のコメントを単純に返すのであれば、「ヤディル・ドレイクを使うところはあいておりませんが?」としか言えないのですが、それだとこのエントリーが3行くらいで終わってしまうので、私なりに今回外野手を補強した日ハムの謎をひも解いてみました。

これは、恐らく内野手登録されながらも守備難から外野手としての起用が続いており、その中で目覚ましい活躍を見せている松本剛選手後半戦から内野手として起用するのではないかと思っています。

【日ハム】いったい何者?人気も実力も大ブレイク中の松本剛!! - 野球好きのイクメンパパ~nikupapa~

 

そもそも足りない日ハム内野手

ヤディル・ドレイク選手がどの程度の活躍をしてくれるか?にもよりますが、打力のある松本剛選手を本来の内野手として起用できればこれほど意義のある事はありません。何故なら今の日ハム内野手は、完全に世代交代に失敗しているからです。

この理由は、また別の機会に書きたいと思いますが、上は田中賢介選手、下は石井一成選手といますがその間が全くいないのです。正確に言うといるのはいるのですが、本来今頃レギュラーに定着してなくてはいけない杉谷拳士がケガやらなんやらでもたついているので間がいないとさせてもらいました。

そこに今の打力をキープしたままの松本剛選手が入れば、一向に調子が上向かない中島卓也選手や、ルーキーの石井一成選手も休ませながら、もしくは2軍で調整させながら起用することが出来ます。

松本剛選手は23歳と若く内野守備が向上すれば今後、日ハムの内野を背負って立てる程のポテンシャルを秘めていると思っています。

 

シーズン途中入団の助っ人外国人は助っ人にならない!

次に話は飛んでしまいますが、過去日ハムにシーズン途中に入団した選手たちを覚えていますか?北海道移転後に限定すると、3人のシーズン途中入団選手がいます。

 

2007年:ミッチ・ジョーンズ(07-08)

2008年:ジェイソン・ボッツ(08)

2011年:ボビー・スケールズ(11)

 

この3人の途中入団助っ人外国人選手の共通点と言えば、今回のヤディル・ドレイク選手同様に6月の入団という事と、選手としての記憶はあるが、記憶に残るほどの貢献はしていないと言う事。3人の通算成績について調べましたが本当に驚くと思います。

 

M・ジョーンズ:38試合 打率.149(121-18) 1本塁打 7打点 OPS.436

J・ボッツ:66試合 打率.252(163-41) 6本塁打 22打点 OPS.712

B・スケールズ:80試合 打率.261(287-75) 9本塁打 30打点 OPS.722

 

この途中入団してきた助っ人達が入団した年の順位は、07年優勝、08年3位、11年2位とすべてAクラス入りしている点も共通点と言えばそうかもしれません。

ちなみに各選手が途中入団してきた6月以降のチーム順位の変動はこんな感じ。

 

07年:6月-1位→7月-3位→8月-4位→9月-1位→10月-2位

08年:6月-2位→7月-5位→8月-6位→9月-3位→10月-1位

11年:6月-3位→7月-2位→8月-4位→9月-5位→10月-4位

 

優勝した07年ですら、途中入団してきた選手が入って以降少しの期間月間順位を落とす結果となっています。

この事からわかるように日ハムに途中入団してきた助っ人外国人選手は、大した活躍もしないままその年、もしくは翌年には姿を消す傾向があり決して助っ人にはなっていません。

もし仮にヤディル・ドレイク選手が過去の3選手と同様の活躍に終わった場合、助っ人にならなかったどころか若手の出場機会を無駄に奪った他チームにとっての助っ人外国人となってしまいます。

それがわかって日ハムは今回外国人の補強をしたと言うのなら話は別ですが、飽和状態の外野手を獲得しているあたりを見るとそれはないと思います。

 

以上の点から、私個人としては今回のヤディル・ドレイク選手獲得について日ハムの考えが全く分からない謎の補強だと感じました。

最後におまけとしてヤディル・ドレイク選手の応援歌について書いて終わろうと思います。

 

ヤディル・ドレイク応援歌(仮)

 ヤディル・ドレイク外野手が活躍した日の見出しや応援歌などは恐らくこんな感じになるでしょう。

 

「ドレイク?何打つ?ホームラン!!」

 

「ヤディルがヤルディ!ホームラン!!」

 

我ながらセンスのなさを感じる事を実感出来ました。

 

それでは!

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