【日ハム】中田翔が打てない理由考察（2）敵は味方にあり！？意識させる札幌ドームの広さ編

第1部はこちらになります

中田翔が打てない理由考察（2）

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「なんで打てないんだろう？」「中田翔が打てない理由ってなんだ？」「2013年に残した成績はこれから残す中田翔伝説の序章だったんじゃないの？」「美馬か？美馬のせいなのか？」などなど中田翔選手が打てない理由を考えていました。今回は過去のデータを探りに探り、中田翔選手が打てない理由の尻尾を掴むことが出来たのでその事について書いていきたいと思います。

第2部の始まりです。

中田翔の敵は味方にあり！

2017年WBC開幕前に受けたインタビューで中田翔選手はこのように語っていました。

・「あの広さが打者に与える心理が、また結果に大きく影響する」

・「狭い球場だと余計なことを考えずに打席に立てる。別に長打を意識したりしなくても、ある程度の角度さえつけば入るから。でも札幌ドームは、力んでしまう。それで余計にミスショットが多くなって……」

・「だって、オレ、２年前でやっと30本だよ。そう思うと、40本打つレアードはすげえよね。まあ、札幌ドームが大きいのは間違いない。あとセ・リーグだとナゴヤドームだよね。正直、『ホームでやる方が厳しい』というのはあるよね」

引用：中田翔、札幌ドームで３本からの脱却。「打ちたいよね、40本」｜プロ野球｜集英社のスポーツ総合雑誌スポルティーバ公式サイト web Sportiva

中田翔選手が味方であるはずの札幌ドームに対して抱いている印象は良くないものばかりでした。特に本拠地としている札幌ドームの広さ（両翼100ｍ、中堅122ｍ、フェンス5.75ｍ）に対して相当な意識をしているようで、求められる長打を意識するあまり余計な力が入ることで多くのミスショットに繋がってしまっているそうです。

確かに中田翔選手がミスショットする姿を何度も見てきましたが、まさか味方であるはずの札幌ドームが原因だとは考えもしませんでした。まさに”敵は味方にあり”と言った所でしょうか。

しかし中田翔選手が意識している札幌ドームの広さは他球場に比べるとどのくらい広いのでしょうか？と疑問に感じたので全12球団別に球場の広さを調べてみました。

中田翔を意識させる札幌ドームの広さ

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12球団別球場広さ

	両翼	中間	中堅	フェンス
マツダスタジアム	101	116	122	3.05
Koboスタ宮城	100.1	116	122	2.5
札幌ドーム	100	116	122	5.75
福岡ドーム	100	118	122	5.84
西武プリンス	100	116	122	3.3
京セラドーム大阪	100	116	122	4.2
東京ドーム	100	110	122	4.24
ナゴヤドーム	100	116	122	4.8
QVCマリン	99.5	116.3	122	4.4
神宮	97.5	112.3	120	3.3
甲子園	95	118	118	2.6
横浜スタジアム	94.2	111.4	118	5.15

※フェンス高について、マツダスタジアム、横浜スタジアムはフェンスの高さにバラつきがあるため平均値としました。

12球団別の球場を比較すると札幌ドームを同じような広さを持つ球場は結構多く見当たりました。と言うことは中田翔選手は札幌ドーム以外の球場も広さを意識して力むため成績が伸び悩んでしまっていると言うことでしょうか？何だか大変な事になって来そうですがここまで調べたので中田翔選手の球場別成績を比較し、中田翔選手が広い球場に対してどのような成績を残しているのか検証してみます！

まずは12球団球場広さの平均値を出し、平均以上の球場、平均未満の球場に分類してみます。

球場広さ平均（12球団）

	両翼	中間	中堅	フェンス
平均値	98.9	115.2	121.2	4.1

平均以上

	両翼	中間	中堅	フェンス
マツダスタジアム	101	116	122	2.5-3.6
Koboスタ宮城	100.1	116	122	2.5
札幌ドーム	100	116	122	5.75
福岡ドーム	100	118	122	5.84
西武プリンス	100	116	122	3.3
京セラドーム大阪	100	116	122	4.2
東京ドーム	100	110	122	4.24
ナゴヤドーム	100	116	122	4.8
QVCマリン	99.5	116.3	122	4.4