野球好きのイクメンパパ~nikupapa~

日ハムの事、家族の事、子供の事等日常を綴っているブログです。

【日ハム】増井浩俊FA権を行使するのか?移籍・残留の可能性について

こんにちは。偽イクメンブロガーのnikupapa(@FightersNon)です。野球好きのイクメンパパ~nikupapa~に訪問頂き有難う御座います。

 

日ハムの抑え投手である増井浩俊選手が6月9日の出場登録で国内FA権取得に必要な条件である出場登録選手(一軍登録)日数7年に達しました。

球団や増井浩俊選手本人はこのことについてまだコメントは出していませんが、球団や増井浩俊選手にコメントを求めたとしても「シーズン終了後に・・・」となると思います。(それが普通だと思う)

シーズン終了後に増井浩俊選手がFA権を行使する可能性はあるのか?気になるオフの動向について調べてみたいと思います。

増井浩俊選手の動向が気になる方は、FA制度についてたらたら書いているので下記の目次より増井浩俊国内FA権取得!FA権行使の可能性は?まですっ飛んでください。

※10月31日追記

 

 

FA制度とは?

前書きで書きましたが、増井浩俊選手が6月9日の出場登録で国内FA権取得に必要な条件である出場登録選手日数7年に達しました。

日本のプロ野球でFA制度が導入されたのは1993年からであり、現在までに2度FA制度の改正が行われています。

特にFA制度の大きな変化となったのが2008年のFA制度改正。この改正により従来FA権から「国内FA権」、「海外FA権」の2種類に分類されました。この2種類のFA権の違いについては、それぞれ権利取得までに必要な日数に違いがあること以外は何も変わりません。

 

そもそもの話でFA権取得に必要な出場選手登録とは?となる方も多いかと思います。私もその一人です。制度の話までは正直細かく調べたことがなかったので、今回を基に少し勉強したいと思います。

FA権取得に必要な出場選手登録とは?

FA権取得に必要な出場選手登録とは?あまり聞きなれない言葉なのでピンと来ない方もいるかと思いますが、簡単に言うと「一軍登録された選手」と思ってもらっていいと思います。

それでもピンと来ない方は、NPBより発表のある「公示」を思い出してもらうと良いかもしれません。公示の中で「出場選手登録」、「出場選手登録抹消」がありますが出場選手登録=一軍登録」「出場登録抹消=二軍落ち」と言う事になります。

つまりは「出場選手登録=一軍登録選手」と言う事です。

この日数が145日で1年に換算され、登録日数が145日に満たないシーズンが複数ある場合はそれぞれのシーズンを合算して145日ごとに1年とする事が出来ます。

 

次は2種類のFA権「国内FA権」、「海外FA権」に必要な日数について調べてみます。

国内FA権・海外FA権取得に必要な出場登録日数

 

国内FA権=原則8シーズン(145日×8年)

海外FA権=原則9シーズン(145日×9年)

 

国内FA権取得に必要な年数原則として8年となっています。今回日ハムの増井浩俊選手が取得したのはこの「国内FA権」ですね。しかしここまで読んで頂いた方は、私が冒頭で書いた年数と異なっている点に気が付いたかと思います。

実は国内、海外ともFA権取得までの日数は入団した際の経歴により年数が異なってきます。

高卒入団

国内FA権=8シーズン(145×8年)

海外FA権=9シーズン(145×9年)

 

大学・社会人入団

国内FA権=7シーズン(145×7年)

海外FA権=8シーズン(145×8年)

これは、ドラフト裏金問題なども絡んだ結果が反映されているようで、最終的に選手会側が要求していた案となっているそうです。

 

参考 

www.nikkansports.com

 

ここまでたらたらとFAの仕組みについて調べたことを書いてみましたが、基本的にWikipediaさんからの情報を基にしています。調べているとよりFA制度について分かりやすく解説している方がいたので、FA制度について詳しく知りたい方は下記を見てみると良いと思います。

FA制度解説サイト

gxsatellite.com

 

FAカウンターなるものも見つけましたので良ければこちらもどうぞ

FAカウンター

プロ野球FAカウンター

 

そしていよいよ本題である日ハムの増井浩俊選手のFA権行使の可能性について書いて行きたいと思います。

 

増井浩俊国内FA権取得!FA権行使の可能性は?

FA権行使の可能性を書く前にまずは増井浩俊選手の経歴について見ていきたいと思います。経歴なんて存じてます!って方はFA権獲得で移籍?残留?まで飛ばしてください。

 

増井浩俊プロ入りまで

名前:増井 浩俊(ますい ひろとし)

出身地:静岡県焼津市

生年月日:1984年6月26日

年齢:32歳(今月で33歳)

プロ入り:2009年ドラフト5位

 

地元である静岡県焼津市の少年野球団に小学4年生の時に入団し野球を始めたそうです。その後中学、高校まで地元の野球部に所属して東京に来たのは大学生からとなっています。

大学は東都大学リーグに属する駒澤大学に進学し通算8勝12敗の成績を残しています。卒業後は東芝に入社し、野球部に入団。その3年後の2009年に才能が開花しIBAワールドカップの日本代表選手に選出されるまでの選手となりました。

日本代表に選出された2009年のドラフトで現在の所属球団である日ハム(北海道日本ハムファイターズ)に入団しています。

 

増井浩俊プロ入り後の成績

〇通算成績

登板数350試合 投球回447.1回

27勝 27敗 122ホールド 83セーブ

425奪三振 防御率2.74 WHIP1.25

 

プロ1年目は先発投手として期待されるも度重なる故障、不振で3勝どまりも2年目となった2011年シーズンにセットアッパーとして起用されると56試合の登板で34ホールドを記録し、防御率も1.84と大活躍。

以降、日ハム投手陣の世代交代もあり2014年からはクローザーとしても活躍。そして昨年2016年はクローザーとして結果を残せず、栗山監督の計らいで先発に挑戦。するとこれが見事にハマり先発として8試合に登板し6勝、防御率1.10と大谷翔平選手を凌駕する成績を残し日本一に貢献。

2017年からは、自らのクローザーへのこだわりを栗山監督に直訴し、再び日ハムのクローザーに挑戦。

増井浩俊選手は、投手として非常に優秀な選手である事が通算成績を見てもわかると思います。多くの場合一度救援投手として地位を確立した選手が再び先発のマウンドに上がり、結果を残すのは少ないケースではありますが、増井浩俊選手は先発、救援共に安定感のある成績を残すことが出来ています。

実際、登板機会別に成績を分けてみても先発登板、救援登板どちらの成績も遜色のない結果となっています。

 

〇先発登板成績

登板数21試合 投球回117.1回

9勝 5敗 81奪三振 防御率2.76 WHIP1.29

 

〇救援登板成績

登板数329試合 投球回330回

18勝 22敗 122ホールド 83セーブ

344奪三振 防御率2.72 WHIP1.23

 

登板数こそ大きく違いがありますが、防御率、WHIPはほぼ同じ数値になっている事がわかると思います。増井浩俊選手本人としては、クローザーに強いこだわりを見せているようですが、先発、救援としても優秀な成績を残している事から、仮にFA権を行使した場合多くの球団が獲得に乗り出すことが予想できます。

 

いよいよ本題に入ります。2017年のオフ増井浩俊選手は、獲得したFA権を行使し、他球団へ移籍してしまうのか?はたまたFA権を行使せずに日ハムに残留する可能性はあるのか?日ハムのチーム事情や増井浩俊の環境などからその可能性について見ていきたいと思います。

 

 

FA権獲得で移籍?残留?

抑えに強いこだわりを見せている増井浩俊選手は、獲得したFA権を行使して抑えとして他球団に移籍するのか?はたまた起用法は封印して育ててもらった球団である日ハムに残留となるのか?

まずはFA権を行使して他球団へ移籍する可能性から書いて行こうと思います。

FA権獲得で移籍?

増井浩俊選手の年齢は、今年で33歳となり日ハムの中では高齢の部類に入ります。昨年FA移籍した陽岱鋼選手の例もあるように、日ハムは12球団の中でも恐ろしいほど代謝が良い球団であり、若手も着実に成長を見せている事から増井浩俊選手がFA権を行使した場合、引き留める事はないでしょう。

10月20日追記

→球団はFA権行使の交渉でしっかり増井浩俊選手に対して引きとめの交渉を行ってくれてました。それに対して増井浩俊選手は以下のコメントを残しています。

「ひどいことを言われたら簡単だったけど、残って欲しいと言われて、悩みますよ」引用:日本ハム増井「悩みます」国内FA取得腕が決断の秋 - プロ野球 : 日刊スポーツ

 

昨年日本一の功労者ですし、引き止めはないと書いた私が大馬鹿でしたね。。。ただ内容がクローザーとしてなのか一投手としてなのかは不明ですが、増井浩俊選手のコメントを見ると「ひどいことを言われたら」とあるのでクローザーとして引き止めの話をしていそうな感じがします。

 

そんな増井浩俊選手は現在相談相手を探しているようで、

この日は、チームメートと談笑する姿もあったが「今日もこうやって来て、誰か相談できる人はいないかなと」と、助言を求めるほど、頭を悩ませている。

 

とも書かれています。先日鎌ケ谷スタジアムに現れたのは、現在鎌ケ谷スタジアムで調整を行っている武田久選手に助言を求めてなのかもしれませんね。

 

10月31日追記

10月30日に増井浩俊選手と2度目の交渉を行った日ハムは、吉村GM自ら「是非残って」と話をしたようです。今後の交渉については未定ですが時間が許す限り何度でも話し合いの場を設けていく方針だそうです。

引用:日本ハム、増井と2度目交渉 吉村GM「ぜひ残って」 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

また、増井浩俊選手は既婚者ですが現在は、奥さん、お子さん2人を東京都内に残し単身で日ハムの本拠地がある札幌に来ています。 

増井浩俊が結婚した嫁が美人!馴れ初めは?弟も野球選手?画像あり | Pinky[ピンキ-]

 

家族の事を含めて考えると、増井浩俊選手がFA権を行使した場合在京球団ないし関東圏の球団に移籍する可能性が考えられます。私なんかと比べるのは烏滸がましいですがやはり家族の主役は奥さんと子供です。特に子供が生活の基盤を作りかけている土地と言うのはなかなか離れがたいですし、かと言ってまた単身赴任と言うのは辛いと言うか寂しいですよね。

そんな増井浩俊選手がFA権を行使した場合獲得に名乗り出そうだと言われているのが巨人、阪神セ・リーグ球団だと言われています。

 

移籍先の有力候補は巨人?

移籍先となった場合に真っ先に候補となるのは、やはり巨人ではないでしょうか?巨人はこれまでも多くのFA選手を獲得しているという点もありますが、日ハムと巨人は、トレードなども頻繁に行っており良好な関係を築いている球団でもあります。

また、今季加入したカミネロ選手(1年契約:14000万)が抑えとして大成功しており、他にも沢村選手やマシソン選手など良い救援投手が揃っていますが、巨人の抑え投手は短命な事もあり、抑えに強いこだわりを持っている増井浩俊選の獲得に乗り出す可能性は高いでしょう。

※10月20日追記

※巨人のマシソン選手、カミネロ選手については、巨人残留かメジャー球団へ移籍かと言う報道が出ているので益々増井浩俊選手がFA権を行使した場合真っ先に名乗り出る球団として考えられると思います。

 

続いて残留の線について。

 

FA権獲得でも残留?

 

 

増井浩俊選手がFA権を行使せずに日ハムに残留する可能性があるとすればそれは、尊敬する武田久選手の存在がポイントになるかと思います。

増井浩俊選手は日ハム入団時から武田久選手のようなキレのある真っすぐを投げたいと言っていたり、ファンフェスタではいの一番に尊敬する投手として武田久選手の名前を上げていました。

 

 

また、今季も先発要員として考えられていた増井浩俊選手が抑え投手に再挑戦しているのも武田久選手の一声がきっかけとの話もあります。

 

【球界ここだけの話(799)】日本ハムへの恩返しに燃える武田久 チーム最年長は増井ら選手の背中も押す - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

そんな武田久選手は、2011年にFA権を獲得しつつも行使せず日ハムに残留を決めている経緯もあり、武田久選手を尊敬する増井浩俊選手は、尊敬する先輩の背中を追いかけ残留を決意する事も考えられます。

しかし、その武田久選手は5月7日に1軍登録抹消後、2軍戦登板もなし、怪我の情報もなしともしかすると今季限りで引退していまうのかと思ってしまう状態です。

武田久選手について、日ハムは引退の勧めをしたようですが武田久選手自身が固辞し現役続行への道を模索しています。

 

いずれにしろ増井浩俊選手の残留の可能性の線としては、個人的に武田久選手の動向がカギを握っていると考えています。

10月20日追記

カギを握っていると書かせてもらった武田久選手は日ハム球団を退団することが決まってしまいました。他球団(噂では中日あたりが獲得?)で再起するため連日鎌ケ谷スタジアムで調整を行っています。さすがに増井浩俊選手が武田久選手を追いかけて移籍先を決めるという事はないと思いますが、一時代を築いた先輩の退団に伴い増井浩俊選手も他球団で第2のプロ野球人生を歩む可能性は高いと思われます。

 

まとめ

現段階での予想としては、家族や起用法等の点から今季終了後に増井浩俊選手がFA権を行使する可能性が高いと感じています。

移籍

  • 代謝の良い日ハムでは、強い拘りを持っている抑え投手として今後起用される機会が減っていく。
  • 家族は、奥さん、お子さん2人で東京に住んでいる。
  • 上記の為、FA権を行使し在京球団に移籍する可能性あり。

残留

  • 尊敬している先輩、武田久選手の動向がカギを握っている。
 
個人的には、日ハムの選手が移籍となると辛いですが、本人が望んで移籍するのであれば移籍先でも応援して行きたいと思っています。
 
と、勝手に移籍が濃厚みたいな事を書き綴っていますがやはり代謝が良い日ハムでは移籍の可能性が十分にあるので、今のうちに免疫を付けておくために今から心の準備をさせてもらっています。(小谷野選手の移籍の際にものすごいショックを受けたので・・・)
 
増井浩俊選手の移籍について気になりますが、一先ず今季しっかりと抑えとしての役割をこなしてもらい日ハムのここからの逆襲を期待したいと思います。